この記事はFlare Engineというテンプレートアセットを使った記事になります。

プレイヤーの作り方は以前の記事を参考にしてください。
プレイヤーをジャンプさせる
Abilitiesの追加
プレイヤーオブジェクトに追加されているPlayerコンポーネントのAbilitiesの下にある赤い「+」をクリックして「Jump」をクリックする。

この状態で再生をして、キーボードのスペースバーを押すとプレイヤーがジャンプします。
しかし、高さや落下速度などバランスが悪い場合が多いかと思います。
調整をしましょう。
ジャンプ動作の微調整準備
PlayerコンポーネントのAbilitiesをクリックしてオープンすると、Walkと一緒にJumpが追加されているのがわかります。
さらにJumpをクリックしてオープンするとジャンプの調整ができます。
ここだけでは不十分な場合が多いので、Abilitiesの横にある「歯車アイコン」をクリックして詳細設定画面を表示します。
Abilitiesの詳細設定とJumpの設定には共通部分もあります

Abilitiesの詳細設定の調整
以下の項目を調整してください。
- Gravity,Jump
Time:ジャンプの最大位置までにかかる時間
Height:最大位置の高さ - Gravity Multiplier
プレイヤー落下中の重力を調整する。
大きいとスローになります。 - Terminal Velocity
落下速度の最大値。大きくすればその数値まで落下時に加速し続けます。
Abilities Jumpの調整
以下の項目を調整してください。
Abilitiesの詳細設定と共通の項目もあります。共通項目は連動して変化します。
- Button Trigger
On HoldかOn Pressがいいと思います。
On Holdはジャンプボタンを押し続けていると、接地した瞬間にまたジャンプします。
On Pressはジャンプボタンを押した瞬間だけジャンプを開始します。 - Jump Height
Max:ジャンプの最大位置
Min:ジャンプの最少位置
MaxとMinの間をジャンプボタンを押す長さで調整されます。
(MaxはGravity,JumpのHeightと共通) - Jump Time
ジャンプの最大位置までにかかる時間です
(Gravity,JumpのTimeと共通)
動きを見ながら全体の調整
再生ボタンを押して、実際ジャンプさせながら微調整を繰り返してイイ感じにします。
この時WalkのSpeedも一緒に調整するといいと思います。

ジャンプ時のスプライト追加
SpriteEngineコンポーネントにジャンプ時のスプライトを追加していきます。
ジャンプは上昇時のアニメと下降時のアニメを設定します。
Spriteの追加
New SpriteしてJumpingUpとJumpingDownとでも名前をつけて追加していきます。
ジャンプ上昇アニメ
JumpingUpと名付けたスプライトに画像を追加していきます。
今回は2枚の画像を追加しました。
スピードは適当にイイ感じにしてください。

ジャンプ下降アニメ
JumpingDownと名付けたスプライトに画像を追加していきます。
今回は3枚の画像を追加しました。

下降アニメは、1フレーム目を一度だけ表示して以降2フレームと3フレーム目をループしたいと思います。(ループ範囲の指定)
SpritesのOptionsを表示します。
Spritesとかかれた項目の右側にあるボタンの右から2番目です。
下の画像で青くなっている部分です。

表示されたOptionsのLoop Start Indexを1にします。
フレームのインデックスは0から始まるので2フレームからループをスタートしたい場合は1になります。

Signalsの追加
ジャンプ用のSignalsを追加していきましょう。下記シグナルを追加します。
- jumping
- velYUp
- velYDown

Stateの設定
Stateにjumpingを追加して次のように設定します。

ここまでできたら、再生してみて違和感のある個所を再調整してみてください。

Player Inputの設定 (Joypad等使う場合)
Player Inputの Events > Player を開いてJumpの箇所にイベントを追加していきます。

実際動くか、再生して確認しましょう。
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